今回紹介するのは、「たなかのぴざや」。2014年6月
に山手町1丁目で開業。今年3月に同町の2丁目へ移転し、
リニューアルオープンした。
店主の田中麻衣さんは、高校卒業後、東京のフランス料
理店で料理を学び、その後、兵庫県、石川県の飲食店、カ
ナダ大使館の調理師などを経て開業した。旧店舗は持ち帰
りピザ中心だったが、飲食店として営業してほしいとの声
も多く、新店舗はそのリクエストに応えた作りにした。
メニューにはパスタも加えた。
田中さんは絵を描くのが趣味で、店を開いてから美術関
係者との親交も深くなり、「気軽にアート作品に触れてほ
しい。色々な作家の作品を発信する場でありたい」との思
いから、ギャラリーコーナーを併設した。市内はもとより、
道内各地のアーティストの作品を展示する。ギャラリー展
示の希望者が多く、7月まで予約が入っている。また、店
内の一角にはステージを設置しており、ミニライブを出来
る場所としても利用してもらう。
店舗内装も自分で手掛け壁紙に木を描いたり、煉瓦をの
ぞかせたり、レトロなアイテムを並べたりでお洒落なアー
ト感覚とアットホーム感覚が同居する。
メニューは、日替わりパスタが900円、ピザは700円
〜1300円。飲み物はコーヒー、紅茶が300円、オレン
ジジュースなどソフトドリンクが200円。戦国武将など歴
史上の人物の人柄を調べてイメージし、ゆかりの地の名物を
具材に取り入れた「歴史ピザ」は1000円。年齢的にも幅
広い客層が行き来する店になりつつあり、現在、高校生向け
のメニューも考案中だ。
営業時間は、午前11時〜午後9時30分。定休日は水曜日。
テイクアウトは、事前に電話で注文していただくとお待たせ
せずに出来たてを提供できますとのこと。
<会議所広報2019年3月号>